西から東に流れてきた神田川が、大きなカーブを描いてほぼ南に方向を変えるこの場所一帯を「大曲」（おおまがり）と呼ぶ。著名なエジプト考古学者・早稲田大学吉村作治教授はこのへんが出身地だそうだ。
　首都高速と、その先にそびえる凸版印刷「小石川ビル」の壁面のカーブがシンクロして(意識的？)、ちょっと面白い景観になっている。
　まさにその「大曲り」している地点にかかるのが白鳥橋で、写真奥には大曲交差点がある。
　カーブの内側は学術書出版大手「朝倉書店」の本社ビル「アクロポリス東京」。

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＜2024年6月27日追記＞
　報道によれば、東京都建設局は神田川整備工事の一環として白鳥橋の架け替え工事着手を決定。2024年7月6日から2028年3月31日までの約4年間、既存の白鳥橋は通行止めとされることが決定したそう。

「乗り物ニュース」2024-06-26　首都高沿いの神田川がぐにゅーっと曲がる場所で「橋を撤去します」変わる”印刷会社銀座”都バスも経路変更

東京都建設局発表資料(PDF)

　現状の橋は高さが不足しており、増水時の水を安全に流すために橋のかさ上げが必要とのことで、同時に護岸の再整備等も実施される。

　大塚・茗荷谷方面からのメインストリート（安藤坂）が神田川沿いの通りに合流する交通の要衝とあって、近隣の交通への影響はかなり大きくなりそう。
　基本的には上流の新白鳥橋（もとから白鳥橋のバイパス的な橋）、および下流の新隆慶橋がう回路として利用され、都営バスも２系統がルート変更の影響を受けるようだ。

▼東京都建設局発表のPDFから引用